3つ目の選択肢ー巡礼の年

こんにちは。

今日は最初に、小説からの引用。

さて、君にとって良いニュースと悪いニュースが1つずつある。まず悪いニュース。今から君の手の指の爪を、あるいは足の指の爪を、ペンチで剥がすことになった。気の毒だが、それはもう決まっている事だ。変更は効かない。村上春樹『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』207ページ

私、この小説好きです。ファンが多いからみんなも知ってるかもしれない。私、村上春樹好きです。

この引用は、ちょっと怖い。どっちを選んだって痛い。どっちも嫌だ。でもこの2つしか、選択肢がないなんて言う。

このセリフは、主人公多崎つくるの友達アカが言った言葉。彼は、社員教育をする会社を運営している。その社員教育のセミナーで、授業を受けにやってきた新入社員に、必ず最初に言う言葉。そうやって新人社員の教育のために、ペンチを見せて、どちらか選ばせる。

そして、どちらかを選んだら例えば足の指とか。そしたら、アカはこう言う。「本物の人生にようこそ」って。

本物の人生は、辛い2つの選択肢しかない。そこからどっちかを選ぶしかないんだって言う。それがアカの決め台詞。

授業を受けに来て、新入社員が、そんなことを言われたら、信じてしまう。就職活動も終わったばっかりで、右も左もわからないのに、あーしんどいなぁ怖いなぁと思っているのに、そんなことを言われたら、本当に信じてしまう。

もちろんいやそんなはずないでしょうと思う人もいるけれど、きっと信じてしまう人が多いんだろうと思う。人生は辛いことと辛いことの選択だけなんだって。することが、それしかないって。

確かにそう、しんどいことが多い。特に会社で働いていたらそう。

だから、そうするしかない。辛いことを選ぶしかない。

でもそうだろうか。いやそうじゃない。3つ目の道があるはずだって思う

3つ目ってなんだろう。

そう。私は思う。世の中、ものが多すぎる。

会社で働くのは、お金が必要だから。食べるのにお金が入るから。何か地位があると嬉しいから。

家族がいるから。子供を養うから。老後のために。

いろんなことのためにお金が必要になる。

でも間振り間でも未満してみよう。ものが多すぎるから。

断捨離が必要。

必要な人間関係だけ残して、もっと自由に嫌だって言う。

「したくない」、「いやだ」、「嫌い」その気持ちを大事にする。そして言ってみよう。

そうしたら気持ちが軽くなる。余計なものを捨てられる。

余計なものを捨てたら、お金もそんなにいらない。生きるのに必要なものはきっと本当はほんの少し。

余計なものを捨てる。

そしたら、辛いことと辛いことの選択ではなくて、3つ目の道が現れる。

村上春樹を読んできっとそんな世界があるんだ、もっと別のことを作れるんだって、思えた。

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