We are black cats.
Elegance is our pride of hearts even in front of the waterfall
季節が来たよ
日差しが丁度良くなった
気温も気持ちいい
水もたくさんあるね
体も元気で力が湧いてくる
そろそろ始めよう
一番いい時期だ。力いっぱいやってみよう。
他の仲間も枝を伸ばし始めたよ
何色がいい?花びらは何枚がいい?
いくつ花を咲かせようか
おいしい蜜をつける?蟻さんが来てくれるかも
でもやっぱり王道の紫の小さい花
優しい色と柔らかい花びら
これが一番きれいだね
ほらだんだん増えてきた
きれいな紫の花が咲いてるよ
私も仲間に加わろう
一番目立ってたくさん光を浴びるんだ
さぁ、つぼみができた
花粉もできた
後はゆっくり開くだけ
そして種を作って、来年もきれいに咲かせよう
秋が来た
お花の季節
毎日くるくる回って円を描く。
ちょっとだけ下を向いて、おんなじところを泳いでいく。
隣の仲間も私の後をついて、ちっちゃい円を描いてる。
もう5年ぐらい同じことしてるかな。
泳いでる距離は長いけど場所は狭い。毎日首を上げても見えるのは同じもの。
だから首は少し下を向いていることが多い。水の餌が見えるし、周りもよく見えるから。
♪羽ばたいて別のとこに行こうかなって気もするけどでも羽ばたいてもどこも行けない
後ろの仲間と時々前後順番を入れ替えたり、ちょっとつついたりしてそれが楽しみ。
夜寝るときは小屋に帰れるし、ちょっとしたを見ると毎日景色が違う。
だからまぁ安全と言えば安全、ご飯はちょっとだけ毎日もらえる
毛並みが綺麗でしょ。ちゃんと綺麗なところに住んで栄養がいっぱいあるんだ。
でもあんまり飛ばないから、羽の筋肉がちょっと弱っちゃったかもしれない。仕方ないか飛び上がることができないから。
毎日くるくる回って円を描いている。だからずっと泳いでいけるそれで満足
そうそう、隣の仲間のことを話してなかったし聞いてなかった。
話を聞いてみると後のくるくる回っているのも毎日前の仲間を見ながらくるくる回って変わらない。
時々前後で位置を変えるけどくるくる回ってるから結局後ろについている。
時々付き合って気分スッキリするけどまぁいいや。
毎日安全にくるくる円を描いて泳げることが幸せ。
毎日毎日家の端から人間がいつも寄ってきて写真を撮ってくるからね、それもいろんな人間の顔を見られるから面白い。
ちょっとしたことだけど良い気晴らし。
夏の達の癒しの花。あっつい日差しの中でもきれいに赤く咲いている花。
白いのもある。
その花は、さるすべり、馬酔木。
見に行ったら、小鳥がこっそり花の影に止まってた。
すごい小さい黒と白の鳥。スズメより小さい。巣を飛び立ったばかりかな。
鳥から見たらきっとカメラが迫ってきてびっくり。
巣を飛び立ったら枝に泊まる。
きれいな赤い花。初めて見るけどでも美味しそう。
そしたらなんか私わからない四角い箱が迫ってくる。こっそり別の枝に飛び移る。
知らない世界でも、生まれて初めて見る世界でも、食べるものがわかる見つけられる。怖いものから逃げられる。
翼を開いて好きなところへ飛んでいける。
そんな力を疑うこともない。
どんな花を見つけたら良いのか、どんな虫をかけたらいいのか、どんな枝に止まって、どういう場所で巣を作るのか。
鳥たちは知っている。
今度は木の枝についた苔をつついてみる
ちょっと苦いかもしれない。
ちょっと不安になってくる。仲間と一緒に周りを見る。ちゃんと飛んで巣に戻る。
また明日、もっと遠くに行ってみよう。
サルスベリの鳥を見てたら、私も明日はどっかに行ってみたくなった。
先日、奈良と京都の間によってあるお寺に行きました。
浄瑠璃寺というお寺。
平安時代に作られたお寺で、きれいなお池がある。
その池の周りは、野草がたくさん茂っていて、花が咲いていた。
蝶やカエル、亀かたつむり、トカゲ、アリに猫、いろんな生き物が生きていた。
いろんな生き物が一緒にそれぞれの場所で生きている。
全部コンクリートだったら見えない世界。
本当はみんな自分の場所で、いろんな生き物が一緒に生きている。
自分の場所がある。
それが浄土。
夏になったら蝉の声が聞こえる。
街路樹ではとても大きな声でいつも鳴いている。ちょっとうるさく感じたりもするけれど、夏だなぁって思う。
蝉たちは7年も8年も土の中にいて、ようやく地面に出てきたら、1ヵ月の間でしかない。それでも蝉たちは生きています。人間と同じ。
耳を傾けてみよう。